半年前に臨死体験した私。
この世界の仕組みを知った。
臨死体験したあの日。
私は自分の意識が、
自分の肉体に戻っていく流れを体験した。
私たち人間の肉体は、
「この世界に意識を固定するための装置」
だったのかもしれないと、その時思った。
私たち人間は、
目を覚まして起きている間は、
この現実世界に
「肉体を通して固定」されている。
睡眠しているときは、
肉体から離れて「意識」だけになっている。
そして、
目を覚ましたときに、
意識と肉体が一致して、
一致した瞬間から私たちは、
この現実世界に「自分を固定」する。
あの日、
肉体から切り離されて、
意識だけになった私は、
自分の意識と自分の肉体が
「完全一致するまでの流れ」を体験した。
意識と肉体が完全一致する前は、
自分の意識と自分の肉体の動きに
確かな「ズレ」があった。
意識が肉体を操作しようとしていないのに、
肉体の方が勝手に動いて勝手に喋っていたのだ。
そして、しばらくすると、
意識の方が徐々に肉体へと近づき、
自分の意識と自分の肉体が
「ピッタリと一致する瞬間」を味わったのだった。
あの感覚を体験したとき、私はこう思った。
「あぁ… 今まで気づかなかったけれど、
本当は私は肉体の中にいたのではなくて、
肉体に自分を重ねてこの世界を生きていたんだな」
と。
つまり、私たち人間は、
「肉体そのもの」なのではなく、
肉体に自分を重ねて、
この世界を体験している意識だったのだ。
そして、
眠るたびにその固定を一旦外し、
目覚めるたびに、
私たちは、この世界にまた戻ってくる。
毎朝、目を覚ますとは、
「自分をもう一度この世界に接続すること」
だったのかもしれない。

